EVとガソリン車、維持費はどっちが安い?月額で比較してみた
はじめに
「ガソリン代がまた上がった…」「次の車検、いくらかかるんだろう」
そんなため息をついたことはありませんか?
特にお子さんがいるファミリー世帯では、通勤・通学・買い物・レジャーと車の出番は多く、毎月のガソリン代が地味に家計を圧迫しているという声をよく聞きます。
そんな中、最近よく耳にするのが「EV(電気自動車)に乗り換えたら維持費が安くなるらしい」という話。
でも本当にそうなのでしょうか?
電気代だって上がっていますし、EV特有のコストもあるはず。
この記事では、EV車とガソリン車の維持費を、月額換算でリアルに比較していきます。
読み終えたときには「自分の家庭ならどちらが向いているか」がはっきり見えてくるはずです。

そもそもEV車とガソリン車、維持費の何が違うの?
まず整理しておきたいのが、車の維持費に含まれる項目です。
大きく分けると次の4つになります。
| 項目 | 内容 |
| 燃料代 | ガソリン代・電気代 |
| 税金 | 自動車税・自動車重量税など |
| 保険 | 自賠責保険・任意保険 |
| メンテナンス | オイル交換・点検・消耗品交換など |
ガソリン車はこの4項目すべてに一定のコストがかかりますが、EV車は「燃料代」と「メンテナンス」の部分で構造的に違いが出てきます。
エンジンを持たないEV車は、そもそも交換すべき部品の数自体が少ないのです。
ただし、EV車には「バッテリーの劣化」という、ガソリン車にはない長期的なコストの不確定要素もあります。
このあたりを次から具体的に見ていきましょう。

【月額比較】EV車とガソリン車、毎月いくら違う?
電気代 vs ガソリン代のシミュレーション
ここでは、4人家族で年間1万km走行(月間約830km)するご家庭を想定して比較してみます。
ガソリン車の場合
- 燃費:15km/L
- ガソリン価格:170円/L(2025年後半の目安)
- 月間燃料代:830km ÷ 15km/L × 170円 ≒ 約9,400円
EV車の場合
- 電費:6km/kWh
- 電気代:自宅充電で31円/kWh(夜間料金プラン利用時の目安)
- 月間電気代:830km ÷ 6km/kWh × 31円 ≒ 約4,300円
単純比較すると、月々5,000円前後の差が出る計算です。
年間にすると6万円ほどの差額になります。

ただし、これはあくまで自宅で充電できる環境が前提です。
外出先の急速充電を頻繁に使う場合は単価が上がるため、差が縮まる点は知っておきましょう。

自動車税・グリーン化特例の違い
維持費を考えるうえで見落とされがちなのが税金面です。
EV車は「自動車税・軽自動車税の環境性能割(グリーン化特例)」の対象となることが多く、新車購入時の税負担が軽減されます。
また、エンジンの排気量で課税されるガソリン車と異なり、EV車は排気量という概念自体がないため、自動車税が比較的安く設定されている車種が多いのも特徴です。
※税制は法改正により変更される可能性があるため、購入時には最新の制度を確認することをおすすめします。
見落としがちな「メンテナンス費用」の差
EV車はオイル交換不要、でも電池の寿命は?
EV車最大のメリットの一つが、エンジンオイル交換が不要という点です。
ガソリン車であれば半年〜1年ごとに数千円のオイル交換代がかかりますが、EV車にはこの費用が発生しません。
一方で気になるのが「バッテリーの劣化」です。
スマートフォンのバッテリーと同じように、EVの駆動用バッテリーも使用年数とともに劣化していきます。
とはいえ、多くのメーカーが8年・距離16万km程度の保証を設けており、通常の使い方であれば短期間で交換が必要になるケースは稀です。
ガソリン車特有の消耗品コスト
ガソリン車には、オイル・オイルフィルター・スパークプラグ・タイミングベルトなど、EV車にはない消耗品が多数存在します。
これらを年間で計算すると、1〜2万円程度のメンテナンス費用がかかることが一般的です。

補助金・税制優遇でさらに差は広がる?
CEV補助金、地方自治体の補助制度
EV車の購入を後押しする制度として、国が実施する「CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)」があります。
車種や年度によって補助額は変動するため、購入を検討するタイミングで最新情報を確認することが大切です。

さらに、熊本県内の各自治体でも独自の補助制度を設けている場合があります。
国の補助金と併用できるケースもあるため、初期費用の負担を抑えられる可能性があります。
こうした補助金は申請期間や予算枠が決まっていることが多いため、「気になったら早めに相談する」のが賢い選択といえるでしょう。

結局どっちがお得?ライフスタイル別チェックリスト
ここまでの内容を踏まえ、ご家庭のライフスタイル別に整理してみました。
| タイプ | おすすめ |
| 自宅に充電設備があり、通勤距離が長い家庭 | EV車が有利。月々の燃料代差が大きく出やすい |
| 自宅充電が難しく、遠方への外出も多い家庭 | ガソリン車またはハイブリッド車も検討の余地あり |
| 近距離移動が中心の家庭 | EV車のメリットを実感しやすい |
| 長距離移動が多く充電インフラに不安がある家庭 | 急速充電スポットの位置を事前に確認しておくと安心 |
「絶対にこっちが正解」という単純な答えはなく、走行距離・充電環境・通勤スタイルによって最適解は変わってきます。

よくある質問
Q. EVの電気代は本当に安いの?
A. 自宅で夜間料金プランを使って充電できる場合は、ガソリン車より安くなる傾向にあります。ただし外出先の急速充電を頻繁に使うと、ガソリン車と差が縮まることもあります。
Q. EVのバッテリー交換費用はどのくらい?
A. 車種によって異なりますが、多くのメーカーで長期保証が付いているため、通常使用であれば短期間での交換は心配しすぎなくて大丈夫です。
Q. 初期費用が高いEVを、いきなり新車で買うのは不安…
A. その場合は、中古EVやマイカーリースという選択肢もあります。月々の負担を抑えながら、まずはEVの使い勝手を試してみるという方法も検討できます。

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